前回までは、事業提携の有効性や事業提携のパターンについて、お話してきました。今回は、じゃあ、どうやって、提携先を見つけるのか、ということについて、解説します。
提携先を見つける際のポイント
前回までの事業提携のパターンについての解説では、漠然と“コラボ”しましょう、ということではなく、戦略的に、どのような組み方をするかを明確にすることについて、お話しましたので、やや逆説的になるかもしれませんが、事業提携先を見つける際のポイントは、実は、「あまり精緻に組み合わせを面談前に考え過ぎないこと」です。
あまりに、面談前に、厳格に、双方の“強み”を思い込みで考えて、組み方を考え過ぎると、逆に、提携先が見つからないということになります。
そうではなく、一応、方向性を考えた上で、「ダメもと」という感覚は重要です。
提携先候補をかき集めるイメージ感で、様々なパターンを試してみることが必要です。
つまり、まずは、面談して、可能性をあらゆる方向で探るスタンスで、ミーティングをすると、思わぬ方向で、話し合いの中から出てくることがあります。
やはり、「恥も失敗もかき捨て」と考えて、数をこなさないと、提携先は見つかりません。
提携先の発掘には、交流会が有効!
提携先の発掘では、交流会をバカにせずに、どんどん、人と会って行くことが大切です。
そのため、交流会への参加は、非常に有効です。
交流会への参加にあたっては、私が著書『これから10年活躍するための新規開拓営業の教科書』の中で書きました「交流会の徹底活用術」を実践していくとよいと思います。
冨田賢著『これから10年活躍するための新規開拓営業の教科書』は、こちらをクリック!
『これから10年活躍するための新規開拓営業の教科書』に書かせていただいた法人営業のメソッドのダイジェストは、下記です。
●あなたの営業スタイル、謙虚過ぎませんか?
おカネの話、契約書の提示
●ヘジテイト(躊躇)するな!
どんどん自分のことを話す!
●相手との距離を短期間で縮めて、
契約などの話をまとめられるかが
ポイント!
●リスクをとって、前輪駆動で、前へ!
“ハンターの心得”
●空気を読んだ上で、あえて空気を読むな!
KYになれ!
●人と会うことがビジネスの基本
人と会うことで、アイディアが生まれたり、
新しい事業展開が出てきたりする。
●自社や自分のアピールの最高の“練習の場“
●東京なら、交流会は、ほぼ毎日行ける!
●私の場合(会社の立ち上げ時期や“営業強化月間”):
週5営業日×4週間の20営業日中、
17〜18営業日は、交流会に参加!
●走り込みや筋トレと同じようなもの!?
●シュリケンのように名刺を配る!
私は、『これから10年活躍するための新規開拓営業の教科書』についてのセミナーを、自社主催のTCセミナーや外部講演でもお話していますので、機会がありましたら、是非、ご参加ください。
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今回も、お読みいただきまして、ありがとうございます。
次回は、「第6回 事業提携のためにも、“強み”をアピール!」です。
このコラムは、毎週金曜日にアップされますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
2013年3月8日に連載