2015-07-14

カシオのGPS付きのハイブリッド電波ソーラー腕時計の革新性(異業種からの参入メーカーの事例)

テーマ:新規事業立ち上げのノウハウ&情報

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私が最近使い始めたカシオのGPS付きで、全世界6つのマルチバンド標準電波とのハイブリッド機能の

電波ソーラー時計の革新性がスゴイ!

http://oceanus.casio.jp/collection/#gps

 

スクリーンショット 2015-07-14 20.26.46

電波時計は、日本国内にいるぶんには、何もしなくてもよいので便利だが

(私はこれまでセイコー、シチズン、カシオの電波時計をいくつか使ってきているが…)、

海外に行くと、時刻合わせが非常に面倒でした。

それが、北米・欧州については6つの電波で主にカバーし、かつ、電波が拾えないところでは、

GPSで時刻情報を拾ってくれる。

さらに、GPS(500メートル単位。世界2600ブロック)で位置情報がわかるので、いちいち、

国の設定をしなくても、どこの国にいるかを判断して、かつ、サマータイムにも対応してくれる。

GPSが電波時計のこれまでの不便さを解消してくれている。

カシオは、時計専業メーカーでないだけに、製品開発の発想が多少違うのだろう。

ハイブリッド(組み合わせる)というのは、トヨタのプリウス同様、良いアイディア手法だ。

GPSは、スマホでノウハウを培ったソニー製が入っているとのこと。

マルチバンド6だけでも、ほとんどの国をカバーしているのだが、GPSを組み合わせることで、

”できないことがある”というカシオのユーザーが好まない要素を解決することに成功した事例。

カシオは、計算機のプロダクトメーカーから、40年前に時計業界に新規参入。Gショックなどもヒット。

今、異業種からの参入や異業種競争が一つのテーマであり、その事例でもある。

時計は嗜好品でもあるので、高級な機械式時計はなくならないだろうが、

デジカメの出現でフィルムがなくなった(富士フィルムはそれによりヘルスケア分野へ事業ドメインを変更)

のと同じような変動がさらに時計業界でも起こるのではないだろうか…。

いずれにせよ、これで、今後、海外出張時の設定のイライラやもう一つクォーツの時計を

持っていく手間がなくなるだろう。カシオのソリューションは有難い。