『第13回 すべて自前主義ではなく、他社の技術を組み合わせて、新製品を作る!』

今回は、複数の企業の技術を組み合わせることによる新製品開発の発想について、書きたいと思います。

自前主義だけでなく、他社の技術を組み合わせた形での製品開発を考えよう!

日本企業は、自前主義が強く、製品開発をすべて自社で1社だけでやろうとする傾向が強いですが、そうすると、なかなか最終的な製品開発を完成させられません。

そうではなく、複数の企業が持つ技術を複合的に利用して、最終エンド製品を生み出す方向を考えてみましょう。
米国企業は、このような横ぐしを刺すような形での製品開発に長けています。

たとえば、アップル社のiPhoneの中身は、アップル社がすべての技術を開発しているわけではなく、日本や韓国の企業をはじめ、多くの企業が開発した技術を組み合わせて、アッセンブルしてできているわけです。


事業提携(アライアンス)による製品開発のススメ 

縦割りの自前主義で、設計、加工、組立、販売、アフターサービスまで、すべて、1社でやろうとすると、資金も時間も多くかかる上に、画期的なアイディアも生み出せません。

私は、事業提携(アライアンス)の専門家として、新製品開発にかかわることが最近多いですが、その際は、製品開発のそれぞれの工程、機能ごとに、最適な提携先をアレンジし、事業提携(アライアンス)によって、製品開発のスピードを高め、成功確率を向上させるようにしています。



複数の企業の技術を横ぐしで刺す新製品開発 

新製品開発の各工程だけでなく、技術面においても、複数の企業が持つ技術をうまく組み合わせることにより、新しい製品を開発できることが多いです。

例えば、ICTのクラウドシステムを有する企業と、センサの開発・製造の企業、そして、分析ができる環境調査の企業が組むことにより、工事現場での粉塵測定などの定点観測システムを作り出せる可能性があります。

その他、私が使っているNECの薄型のノートPCには、シャープのIGZOの液晶パネルが付いています。昨今の家電製品などにおいては、一見、ライバル企業のように見える企業の技術が結合されているケースが増えています。

他の会社の技術を組み合わせて、横ぐしで刺すような形での新製品開発を考えてみることは妙味があります。

買収による事業開発やオープン・イノベーション

R&D(Research & Development、研究開発)ではなく、A&D(Acquisition & Development、買収による開発)の有用性も以前、このコラムでも書いたかと思いますが、全部、自前主義で一から開発しようとするのではなく、他社と提携することや、買収によって外部が開発したものを内部化することも検討していくべきです。

外部が開発したものを買収して内部化することは、資金力のある大企業の新規事業開拓のメイン手法と言えます。

「オープン・イノベーション」という言葉も昨今、よく聞かれますが、他社が開発したものを、コーポレート・ベンチャーリングの投資や買収により、内部化し、自社の新規事業や新製品開発に取り込んでいくことは、とても重要です。

以上のように、すべて自前の技術ではなく、他社の技術を組み合わせた形での製品開発を模索しましょう!

私は、事業提携(アライアンス)の専門家として、そういったアレンジメントをさらに多く行って、新製品開発を実践していきたいと考えています。


以前の私のコラム『売上アップのための事業提携のススメ〜小さな会社の必須科目〜』も是非、ご覧ください。

⇒ http://www.innovations-i.com/column/all_article/tcc/1.html


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では、次回も、このコラムをよろしくお願いします♪ 

2014年2月28日に連載

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